こんにちは、アプリ事業部のK口です。
iOS7に標準搭載されたことによって開発者の間では、にわかに盛り上がっている(?)
「iBeacon」について、書かせていただきたいと思います。

iBeaconがどういった技術なのかをご存知の方は、まだまだ少ないのではないかと思います。
かくいう私も、最近までは全く知らなかったのですが、
iBeaconを使った案件のご提案があり、調査をおこなったので、
ちょびっとわかったことを簡単にご説明させていただきたいと思います! 

■iBeaconって?
iPhoneのiOS7に標準搭載された
「Bluetooth Low Energy」(BLE=低電力で動作可能なBluetoothの新規格)を
使った新しい位置特定技術のことをいいます。

数cm~数m程度までの距離を検知することができ、
スマートフォンとビーコンモジュールの距離に応じて情報を出すことが可能となります。

「iBeacon」の特徴として、Bluetoothの電波を使用しているためビーコンが
設置されていれば商業施設などGPSが利用できない屋内でも、
ユーザーの持つスマートフォンの位置を測定することができます 。

■どんなことに使われてるの?
小売店や飲食店等の店舗にビーコンモジュールを設置して、
スマートフォンをかざしたり、実物のカードを持つことなく、
来店するだけでスタンプやポイントを貯めることができたり、
店の近くを通った人にクーポンを配布したり・・・

博物館等では、展示物にビーコン端末を設置して、
近づくことによって展示物の説明を表示されたり等々 ・・・

ユーザーがなにか行動をおこす必要なく、
受動的に情報を受け取ることができることを活かしたアプリが多い印象でした。

導入する側にとっても、一定の距離内にいる人に対して、
情報を発信できるので、「近くだから寄ってみよう」と思う人もいるはずで、
小売店や飲食店等では、効果的なのではないかと思いました。


■Android対応がネック…
 
懸念点として、Androidでも同様の技術を適用することが可能ですが、
必要な技術要件が、「Android 4.3以降がインストールされていて、BLEに対応している端末」となり、
現状では、要件を満たしている端末が現状非常に少ないです・・・

iOS、Android両対応のアプリとなった場合には、
QRコード、WiFi、NFCといった他の技術と併用して開発することが必要そうです。



以上、簡単ですが「iBeacon」についてでした。
iBeaconでできることは非常にシンプルなので、
アイデア次第で面白いことができるのではないかと思います。 

それでは。